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令和8年度「働き方改革推進支援助成金」の申請受付が開始 ― 中小企業の生産性向上と労働環境改善を強力にバックアップ

2026年4月18日

厚生労働省は、中小企業が直面する労働時間削減や賃金引上げ、さらには業種ごとの構造的課題に対応するため、令和8年度の「働き方改革推進支援助成金」の各コースの内容を公表し、申請受付を開始しました。

今年度の助成金は、生産性を高めながら「働きやすい職場づくり」を目指す事業主を支援するため、以下の5つの主要コースが用意されています。

1. 各コースの概要と支援内容

  • 業種別課題対応コース 建設業、運送業、病院等、これまで上限規制の適用猶予を受けていた特定業種の課題解決に特化したコースです。生産性向上に資する設備導入や研修に加え、建設業での「週休2日制の推進」や「医師の働き方改革」に向けた環境整備も助成対象となります。

  • 労働時間短縮・年休促進支援コース 時間外労働の削減や、年次有給休暇の計画的付与制度、時間単位年休の導入などを目指すコースです。賃金の引上げ目標を併せて設定することで、助成上限額の加算も受けられます。

  • 勤務間インターバル導入コース 勤務終了から翌日の始業までに一定時間の「休息時間」を設ける制度の新規導入や適用範囲の拡大を支援します。働く方の健康保持や過重労働防止を目的としており、設定する休息時間数に応じて助成額が決定されます。

  • 取引環境改善コース 荷主集団等がトラックドライバーの時間外労働削減のため、荷待ち・荷役時間の短縮に向けた「取引環境の整備」に取り組む場合に助成されます。物流の「2024年問題」後の持続可能な物流体制の構築を支援します。

  • 団体推進コース 中小企業団体が、傘下の事業主の労働条件改善(時間外労働削減や賃金引上げ等)を目的とした事業を実施した場合に、その団体等に対して助成されるものです。

2. 助成対象となる主な取組(全コース共通的)

  • 労務管理用ソフトウェアや機器の導入・更新

  • 労働能率の増進に資する設備(デジタル式運行記録計や自動化機器等)の導入

  • 外部専門家によるコンサルティングや研修の実施

  • 就業規則や労使協定の作成・変更

HR実務への影響と活用のポイント

令和8年度は、人手不足の深刻化に伴い、省力化投資による生産性向上が企業の生き残りにおいて一層重要となっています。助成金を活用して労務管理システムや最新の設備を導入することは、コスト削減だけでなく、従業員のワークライフバランス向上を通じた人材確保(リテンション)にも大きく寄与します。申請には期限や予算の制限があるため、早めの計画策定と申請準備が推奨されます。

参照URL

著名 山本大輔

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